またたび -trip again-

猫と旅とごはん、音楽の記録

岡山から瀬戸内海へアート鑑賞の旅1日目①:豊島美術館と棚田とみかん編

2016-11-26(土)

前日夜にバスタ新宿から夜行バスに乗り、やって来ました岡山!小学6年生の家族旅行以来、かれこれウン十年前ぶりの岡山上陸です。まずは桃太郎御一行様にご挨拶に向かいましたが謎の桃の中に収容されていました。影になって見づらい御一行様。

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今回は岡山在住の友人と一緒に瀬戸内海の島々を巡る旅。初日の目的地は豊島(てしま)。友人とは港で待ち合わせているので、岡山駅からJR快速マリンライナー宇野港を目指します。ダイヤ確認が甘くて、乗り継ぎの茶屋町駅でひたすら宇野線が来るのをただただ待つというハプニングもありましたが、光合成出来たしまぁいいか…。ちなみに電車の接続をちゃんと考えて乗り継げば、岡山から宇野駅まで40分ちょいで着いちゃいます。マリンライナーは指定席もあるけど、岡山駅からなら少し早めにホームで待機すれば普通乗車券(580円)で十分座れます。

f:id:usacats:20161212140721j:plain宇野駅の外観。瀬戸内国際芸術祭2016の作品「JR宇野みなと線アートプロジェクト」の1つとして、イタリア人アーティストのエステル・ストッカーによりアート化されたそう。

ちなみに宇野駅はIC化されてないので、切符を買って乗車した方が良いです。私は何も知らずに岡山からsuicaで乗車したら、宇野駅の改札でIC精算待ちの超長蛇の列に延々並ばされ、危うく船に乗り遅れるところでしたw切符なら待たずに改札を抜けられます。

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11:10発のフェリーで豊島・唐櫃(からと)港へ。はしゃいでいたら片道40分の船旅はあっという間でした。船旅っていいよね。

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瀬戸内の島はレンタサイクルで周る人が多いけど、私達はのんびり行こうという事で唐櫃港の目の前から出ているシャトルバス(大人200円)で豊島美術館を目指します。

f:id:usacats:20161212150930j:plain良い眺め。芸術祭も終わったばかりなので人が少なくてのんびり。ていうか誰もいない。

f:id:usacats:20161212140755j:plain無人みかん販売システムの平和感。ほんわか。

f:id:usacats:20161212151226j:plain芸術祭期間中は連日入場制限がかかる位人気の豊島美術館。棚田と海と空と見事に馴染んだ、自然に溶け込む建築として有名です。

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f:id:usacats:20161212151147j:plain天井に穴が開いてる方がアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による豊島美術館「母型」。左のかまくらみたいな方がカフェ&ショップ。一番左の四角い所はガラス張りのチケット売り場。

f:id:usacats:20161212163230j:plain敷地内をぐるりと散策すると、母型の入口にたどり着きます。

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ここでスリッパに履き替え、鑑賞時の注意(音が響きやすいので私語は慎む、ペンやインクを使用しないなど)の説明を聞き、トンネルをくぐって母型の中へ。ちなみに中は一切写真撮影禁止なので、公式HPから写真(↓)をお借りしてきました。

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母型の中はいろんな所から絶え間なく水が湧き出していて、小さな水滴が次第に膨らみ溢れ出して一本の線になり、中央の泉にたどり着いたり途中で途切れたりするのを無心で眺めます。天井がオープンになってるので、鳥の声や風に揺れる木々のざわめきが聞こえてきてなんとも心地よい白の空間。これは一日中いられるなぁ。素敵でした。

 

しばらく瞑想したらお腹が空いたので隣のカフェ&ショップへ。こちらは撮影OK。とても静かな空間でこれまた落ち着く。

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f:id:usacats:20161212150356j:plain遅めのランチは豊島の棚田でとれたお米とオリーブのもろみを混ぜたオリーブライス(ドリンク付・1,030円)。オリーブの香りが芳醇で、結構ボリューミー。友達が食べてたベーグルサンドも美味しそうだったな。

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陽も傾きだしたので、シャトルバスで唐櫃港へ戻ります。せっかくだから高松港まで出て観光してから電車で岡山へ戻る予定だったのに、唐櫃→高松の船は芸術祭の間しか運行してない事を乗船所でおじさんに聞かされて衝撃を受ける。重ね重ね下調べが甘い我々…。取り敢えず宇野港へ戻る船はまだギリギリ残ってたので、なんとかこの日のうちに宇野港へ戻れてひと安心でした。はー、びっくりした。

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港の猫って、男前よね。

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